第5回MI68
すーっかり忘れていたが第6回の開催日案内見て何も書いてなかったのを思い出したので、いまさらながら展示していた内容を。
展示は大きく系統分けすると、
- Re:Birth用モジュール
- FM MIDI音源+デジタル出力
の2つ。
順に解説する。
モジュール
モジュールは以下の4種類。
- i8253モジュール
- uPD7756モジュール
- Line-Inモジュール
- 起動音モジュール
これに加えて
- ちょい足し拡張ボード
- コントローラボード(拡張ボード直挿し用)
- 出力ボード(拡張ボード直挿し用)
その他機材を含めた全体の構成は下図のとおり。
i83253モジュール(BEEP音モジュール)
intel 8253(または互換のIC)でBEEP音を鳴らすモジュール。
展示時には互換ICのuPD8253Aを使用した。
8253はProgrammable Interval Timerを呼ばれBEEP音のほかにも、一定周期の割り込みを発生させる・RS232のクロックを生成する等の用途に使用される。
このモジュールではBEEP音のみに使用するため、3chとも利用可能である。
MI68ではMIDIキーボードで演奏可能(3音まで和音可)の状態で展示した。
uPD7756モジュール(燃えプロモジュール)
uPD7756(燃えプロ等の音声IC)を使用したモジュール。
音声データを内蔵しているため、IC単体で利用できる。
説明は省略していたが、連打(ボボボボボボボール)が出来るように作成されている。
MI68ではMIDIパッドで演奏可能展示。
ベロシティ対応のパッドであることがうまく説明できなかった点はミスった。
ベラボースイッチで例えればよかったかもしれない。
Line Inモジュール
追加のライン入力を使用できるようにするモジュール。
第一版は2年ほど前の夏にはすでに出来ていたりもする。
基板半分はまるまる空きでユニバーサル基板状態となっているため、
モジュール試作にもそこそこ流用しやすかったりする。
起動音モジュール
某国民機の起動ピポ音を電源投入時にならす、唯それだけのモジュール。
基板上のボタン(実際にはマイコンのリセットボタンである)を押しても鳴らせる。
16通りの音長設定が可能であり、MI68では(旧愛機である)RX2に近い設定にしておいた。
ちなみに、音高を変えるのにはシステムクロックを置き換える必要があったはずで、
232Cやら拡張ボードの動作を考えると難度の高い改造のはずなのだが、
音高に言及した人が多かったのは何故だろう?
ちょい足し拡張ボード
モジュール2枚が挿せる拡張ボード。
各スロット毎に
- マザーボードから供給されるクロック
- ボード上のクロック
- ボード上のクロックを2分周したもの
- 同4分周したもの
のいずれかを供給可能。
コントローラボード(拡張ボード直挿し用)
ファームウェアが出来ていないため、単純に電源供給口として使用。
当然のことながら、制御がかち合うためReBirthのマザーボードが接続されている場合には共用できない。
出力ボード(拡張ボード直挿し用)
音の取り出しに使用。
回路の性質上、ReBirthのマザーボードとは共用できない。
FM MIDI音源+デジタル出力
構成は下図の通り。
小型MIDIキーボード
13鍵。和音もOK。タクトスイッチのためベロシティは横のスライダで指定。
オクターブ変更可。ちょっとした動作確認用に。
OPMシールド/OPNシールド/OPL(OPL2)シールド
光デジタル出力ボードとの組合せ用に設計されている。
アナログ出力が必要なら空きスペースがユニバーサル基板になっているのでなんとか入るかもしれない。
実は少量ながら基板のみで某所に委託してあったりする。
光デジタル出力ボード
YM3014の変わりに取り付けて光デジタル出力が可能。
第1回のMI68でも出てたもの(デモは3016代用の方だけど)。
これも完成品が某所に委託してあったりする。